美容効果

美容商材に用いられるナノセラタイトがお肌へどのようにはたらきかけるのか、どのような効能が期待できるかなどを解説しています。

ナノセラタイトの肌へのはたらき の主な特徴

ナノセラタイトは美容外科やスキンケア商材に使用されることが多い成分ですが、肌にどのような作用をするのでしょうか。

1. 私たちの体は線維芽細胞(せんいがさいぼう)でコラーゲンやヒアルロン酸を生成

私たちの皮膚は主に3つの構造から成り立っています。細胞の入れ替わり(ターンオーバー)が日々繰り返される0.2mmの薄い膜「表皮」、その下の血管や神経がある「真皮」、さらに下の細胞や血管、神経などを脂肪で保護している「皮下組織」です。その中の真皮に線維芽細胞(せんいがさいぼう)はあり、この細胞はコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸を作り出す役割をしています。そのため赤ちゃんや小さいこどもはお肌がなめらかで乾燥もしにくく常にうるおっている状態なのです。

吸着性が高い

中でもアミノ酸、タンパク質、資質、糖との吸着性が高い性質があります。ここでいう吸着性とは、対象物に吸い付く性質ではなく、異なる性質をもつ対象物との界面でそれぞれの成分が濃縮される現象のことをいいます。例えば、活性炭を冷蔵庫に置いておくと脱臭してくれるはたらきや、歯磨き粉が歯垢をからめとるはたらきもこの吸着性によるものです。

コラーゲンとは

タンパク質の一種で、現在28種類のコラーゲンがあるといわれています。主に細胞同士を結ぶことで肌のハリを保ったり骨を丈夫にする役割をしています。

エラスチンとは

800以上のアミノ酸からなるタンパク質の一種です。コラーゲンの間に位置し、弾力を保つ役割をしています。満面の笑みをしても笑ってできた顔のシワが戻るのはこのエラスチンのパワーによるものです。

ヒアルロン酸とは

コラーゲンとエラスチンのすき間を埋め、水分を保つことで目や肌では潤いをキープし関節ではクッションの役割をしています。

2. しかし、加齢とともにその生成する力が衰える

加齢とともに乾燥や紫外線といったダメージをうけ続けると、コラーゲンを生成するはたらきが衰え、古いものを分解し新しいものを生成するターンオーバーが鈍ってしまいます。そのため、お肌のハリや水分がある程度あれば表情の変化によるしわは弾力でもとに戻りますが、弾力を保つものが生成されなくなるとしわやたるみが戻らなくなり、深く刻まれたままになってしまいます。

つまり、もともと線維芽細胞(せんいがさいぼう)に備わっている「コラーゲンをつくりだす力」を復活させることができれば、細胞が生まれ変わるターンオーバーを正常に近づけることが可能なのです。実際に、欧州を中心とした海外ではダーマルフィラー注射という若返り注射が注目を集めています。

3. そこにナノセラタイを添加すると線維芽細胞のはたらきが再び活性化

ハイドロキシアパタイトを焼成しナノ化したナノセラタイトを線維芽細胞(せんいがさいぼう)に接触させたところ、なんらかの刺激によりコラーゲンが大量に生成されることが確認されています。ですが、なぜカルシウムの一種であるナノセラタイトの接触により線維芽細胞(せんいがさいぼう)のコラーゲン生成力が活性化するのかというメカニズムはいまだ解明されていません。

そして線維芽細胞(せんいがさいぼう)のコラーゲン生成力が高まると、コラーゲン線維の束が太く安定したものになり、肌にハリが出てくるようになります。

細胞接着性が高い

ナノセラタイトはトリプシン処理をしているため、細胞はより安定して接着し、時間が一定数経過しても剥離しにくいです。

期待できる美容効果

抗しわ効果

メカニズム

しわはコラーゲンやヒアルロン酸などの自己生成力が衰えると肌にハリや弾力がなくなり、表情の変化によってできた皮膚の折りたたみの跡が刻まれたまましわとなって残ります。ほかにも、紫外線によりコラーゲンやエラスチンが劣化することや肌の水分不足でヒアルロン酸が減少することもしわの要因のひとつといわれています。

実験結果

結果:線維芽細胞がナノセラタイトに反応し微小突起を伸ばし浸潤

経皮吸収およびコラーゲン産生試験

実施機関:株式会社ニコダームリサーチ
試験方法:三次元培養表皮モデルカップ下に線維芽細胞を静置し、表皮にキャリア配合SHAp液を表皮に乗せ、経皮吸収性とコラーゲン産生を検証